100円ショップFLET’S(フレッツ)・百圓領事館が運営する『100円のチカラ』レポーターの“すみ”です。
すみ家は電化製品が多いので、よく電源タップに頼っています。
そろそろ買い換えたいなぁと思っていると…
な、なんと100均で売られているではありませんか!?
でも安全性は大丈夫?
使い心地は?
今回はそんな疑問を、家電量販店で働いた経験を持つその道のプロ、
FLET’S・百圓領事館 家電担当バイヤー須藤さんに教えてもらいました!
※2021年12月22日更新
目次
まずは100均の延長コード・電源タップの気になる安全性を解説
FLET’S・百圓領事館では、PSEマークが付いた延長コード・電源タップが売られています。
ん? 「PSEマーク」って何でしょう。初めて聞く名前です。早速、確認してみました!
PSEマークとは?
PSEマークの表示を定めている電気用品安全法は、日本国内で一般的な100Vコンセントに接続して使われる民生用電化製品を対象とした法律。
電気用品の品目としては、2021年7月時点で、457品目が指定されています。
簡単に言えば、PSEマークは、家電店で販売しているものと共通の基準をクリアした電気用品であるという証なんです。
また電源タップは高い安全性が要求される特定電気用品で、厳重に審査される電気製品のため、菱形のPSEマークが付いています。
なるほど! これなら、FLET’S・百圓領事館に並んでいるものの中から、安心して好きな商品を選べます。
家電担当バイヤーからのワンポイント♪
大元のコンセントプラグに絶縁カバーが付いている商品なら、トラッキング火災※を防止してくれますよ!
※「トラッキング火災(現象)」とは、コンセントやプラグの隙間に埃が溜まった結果、漏電し発火する現象のこと。
電源タップの種類はどんなものがあるの?
- 1個口タイプの延長コード
- 多数口タイプの延長コード
- 延長なしの多数口タイプ(トリプルタップなど)
まずは、どこで使うか、いくつくらい口が必要かを見極めてから買いに行った方が良さそうですね。
また年末は大掃除や家具配置の見直し、電源コードの劣化などで電源タップを買い替える方が多いそう。
新生活が始まる3月〜4月にもよく購入されているので、この辺りの時期は商品が充実しているかも!?
人気の延長コードをチェック!
写真左から順に
- 2.2m 3個口 延長コード 400円(税込440円)
- 2m 1個口 延長コード 300円(税込330円)
- 1.2m 3個口 延長コード 300円(税込330円)
- 1m 1個口 延長コード 200円(税込220円)
- 0.9m 3個口 節電スイッチ付延長コード 400円(税込440円)
- 0.5m 1個口 延長コード 100円(税込110円)
- 0.2m 3個口 延長コード 100円(税込110円)
0.2mから2.2mまで長さは様々!
どれもしっかり絶縁カバーがついています。
差込口が3個あるタイプや、使いやすいL型プラグなど…種類が豊富で、細かく選べるのが助かります!
延長コードの長さを比較してみました!
延長コードは用途に合わせて、長さもしっかり選びたいところ。
一番長い2.2mは、遠くまで延長してくれるのでかなり重宝します。
すみが量販店で見かけた2mのコードは800円ほどだったので、コスパは最高!
しかも3個口なので、とっても便利です♪
逆に短い延長コードが活躍するシーンも!
延長したい距離に対してコードが長過ぎると、余った部分が邪魔になってしまいます。
埃がたまって掃除しにくいこともありますよね。
そういう時は短いコードを選んだ方がスッキリします。
家電担当バイヤーイチオシの電源タップはどれ?
「節電スイッチ付0.9m 3個口タイプ」がイチオシとのこと!
コンセントをさしっぱなしにしていると、微弱ながらも通電しているので、電気メーターが回ってしまいます。
このタイプであれば節電スイッチがついているので、安全面でも経済面でもおすすめです!
本来は、コードを傷めないように、L型プラグを壁に這わせてつけた方が良いんですが、状況によってはそうできないこともありますよね。
そんなときにも大丈夫なように、この商品はプラグがスイングするように出来ているんです。
主婦目線♪ キッチン周りで活躍する電源タップ
写真左から
- 配線タップ4個口
- トリプルタップ3個口(スイングタイプ)
どちらも、もう1つのコンセント口を潰さないように作られています。
家電担当バイヤーからのワンポイント♪
キッチン周りでは、トリプルタップなど場所を取らないスッキリしたタイプが活躍します。
家の間取りにもよりますが、線が長いと家電で踏んでしまうこともありますので。
知らないうちに、冷蔵庫やコタツなどの重い家電にコードが噛んでいる状況が一番恐いんです。
そこから断線もしくは発火してしまう事もありますので、スッキリした状態にしておくのが大切ですね。
デスク周りに超便利!USB付き電源タップ
- コンセントタップ 2個口 USB2ポート 500円(税込550円)
こちらの電源タップは、スマートフォンやタブレットの充電に使えるUSBポートが2つも付いているんです!
普通のコンセント口も2個付いているので、デスク周りに1つあると便利ですよ♪
家電担当バイヤー須藤さんに質問! 家電タップFAQ
Q. 家電タップってホコリが溜まりがちなんですが、掃除しないとダメですか?
A. 電源タップは、小まめに掃除をする事が大切です。
できるならひと月に一度が理想ですが、難しい場合は3ヶ月に一度の目安で掃除しましょう!
コードの埃や油汚れは火災の原因になりますし、点検も兼ねて小まめに掃除をすれば長持ちしますよ。
点検した際に、コードのどこか一部分が異様に熱を持っていたら即交換しましょう!
お掃除の際は乾いた布か、埃取りワイパーなどを使うと良いですよ。
Q. 家電タップのNGな使い方って何ですか?
A. ズバリ、タコ足配線はNGです!
便利なのでつい色々さしすぎて、制限の1500Wを超してしまう方も多いようです。
特に瞬間的に電力が上がってしまう家電は注意が必要で、ドライヤーのMAX時は意外と電力がかかるので、合計1500Wを超えてしまう場合があります。
Q. パソコンの使用電力ってどのくらいなんですか?
A. テレビ周りやパソコン関連は、意外と電力がかかりません。
リモートワーク等で使うことの多いノートパソコンは最大W数が120W以下の物が多いですし、レコーダーでも10〜15Wくらいなので、そこまで危険はないですね。油断は禁物ですが…。
Q. キッチン周りはどうですか?
A. キッチン周りは要注意です!
電子レンジは、単機能の物で500〜600W程、多機能タイプでは1500W前後を消費する場合があります。
あと一番恐いのが電気ポットですね。ホットプレートなどを併用してブレーカーが落ちることがありますので、よく注意して使用しましょう。
同じ配線で規定値を超えてしまうと、ショートしたりブレーカーが落ちてしまいます。
違う部屋のコンセントであっても、近くにある場合、実は配線が同じ事もあります。
ご家庭によって配線状況が違うので、ご確認ください。
特に延長コードの継ぎ足しには注意が必要です。延長コードを繋げたところからタコ足配線をしてしまい、それを忘れて使い続けてしまうことがあります。
火災の元になりかねないので、延長コードを使用する際は、タコ足配線にならないように1個口の電源タップを使うなど、気を付けてくださいね。
Q. 海外では使えるんですか?
A. 今回ご紹介した延長コードは、国内使用のみになっております。
国内は100V、海外は国によって違いますが大体220Vくらいで、プラグの形状が違う場合もあります。
安全面を考えて、海外での使用は避けてください。
Q. 電源タップ関連でオススメの商品はありますか?
A. プラグ安全カバーやコードホルダーなどがあります。
延長コード本体にもトラッキング防止が付いているのですが、プラグ安全カバーも併用するとさらに安全なのでオススメです !
またコードをまとめる際は、結束バンドやコードホルダーも使えますよ。
コードは折れた状態やキツく縛ったりせずに円型にゆるくまとめるか、8の字にゆるく巻いて真ん中を調節可能なバンドなどで留めると傷みません。
須藤さん、初心者のすみにイチからの説明、ありがとうございました!
※使用前にはよく注意事項をご確認の上ご使用ください!
コードをまとめるグッズをお探しの方はこちら♪
>>100均グッズで絡まるケーブルにサヨウナラ【実は売れている100均アイテム】
今回の商品は…
- 延長コード 2.2m 3個口タイプ 税込440円
- 延長コード 2m 1個口タイプ 税込330円
- 延長コード 1.2m 3個口タイプ 税込330円
- 延長コード 1m 1個口タイプ 税込220円
- 延長コード 0.9m 3個口タイプ(節電スイッチ付) 税込440円
- 延長コード 0.5m 1個口タイプ 税込110円
- 延長コード 0.2m 3個口タイプ 税込110円
- 配線タップ4個口 税込110円
- トリプルタップ3個口(スイングタイプ) 税込110円
- コンセントタップ 2個口 USB2ポート 税込550円